「運び屋」を観てきました!
クリント・イーストウッド監督・主演の「運び屋」を観てきました!
上映初日とあってか、劇場は8割がた埋まって平日にも関わらず大盛況。
リタイアした団塊の世代が多いですね。
さて、肝心の映画はというと。
80代の米退役軍人の実話がもとになってるせいでしょうか。
物語が淡々と進み、ちょっと盛り上がりにかけ気味な印象です。
それに、80代まで好き放題やってきた男が、やたら「家庭が大事」と言うのは
なんだかな。。
既婚女からすると、いい気なもんだよ~とも思い。
なのに不思議と、途中でウンザリとか、なかなか終わらないという「失敗感」が
ないのがすごいところ。
主人公がピンチを機転をきかせて乗り切るシーンがなかなかいいなと思ったのと、
やはりこれ。
イーストウッドがかっこいい!
年寄らしく背中を丸めて歩くのだけど、女性と踊るときのスタイルはきまってる。
87歳といえば、世間では寝たきりや認知症になっていてもおかしくないお年頃。
シワが増えてやせ細ってはいても、堂々たる役者ぶり。
ボケ老人みたいになってたらイヤだなあと思っていたのですが、さにあらず。
こんな風に、かっこよく年をとることができたら。
そう思えて、なんだか気持ち励まされました。
自分はもうこのまま、つまんない年寄になるだけなのかな。
なんていう気分の下がってるときに観ると、きっと元気が出ますよ!